2016年にキャンプを始める前、恐らく2013年頃にダッチオーブンを購入し、年に数回はピザやブロックに肉の蒸し焼きなどをしてきましたが、どうしても鍋料理になると、鉄臭さがきつく、色の薄い料理を作ろうものなら、真っ黒な汁物になってしまいます。
鉄鍋はこういういうものなのか?と思いながら過ごしてきました(汁物はできるだけさけて。。。)
でも、こんなに汁物が真っ黒になるものは絶対売れる訳が無いだろ!!と思えるほどだったので、改めてネットで調べてみると、恐らくシーズニング不足であるだろう事が判明。
正しいシーズニングって?
家庭用のコンロではできません!!
理由は、ガンガンに熱するので、まず温度計がついていて、安全装置が作動する為250度を超えると自動的に弱火になってしまいます。
この機能を解除できるメーカーもあるようですが、わが家のコンロは解除ができません。
また、250度以上に熱せられた、鉄鍋から発せられる熱波も相当なものですので、土台や壁に悪影響を与えてしまうでしょう。
ダッチオーブン購入後に行う正しいシーズニングは、薪や炭火で行う事となります。
自分が最初に購入した時は、自宅のコンロでしたので、煙が上がる頃には安全装置が働き弱火になってしまいましたので、それを1回とカウントし、煙が上がったら油を塗り、冷ましてから、同じ作業を3回ほど繰り返しました。
改めて調べて見るとこの方法では、全くシーズニングが出来ていなかったようです。。
シーズニング手順1
購入後の鍋には、工業用油が付いているので、まずはこれを落とすため、ダッチオーブンに水を張り火にかけます。
沸騰したら、触れる程度まで自然に冷やし、その後亀の子たわしでゴシゴシ。
鍋の中だけでは無く、底、蓋などをまんべんなくゴシゴシします。
(この時、クレンザーや重曹などを使用する方もいる様です。)
工業用油が落ちたかは分かりにくいですが、この後、ダッチオーブンを火にかけます。もちろん蓋もしっかりと加熱します。
モクモクと白い煙が上がりますが、ガンガン焚き付けます。くっついている油を「焼ききる」必要があるからです。
この工程ではくっついていた油がポタポタと垂れてくる事があります。この垂れてきた液体は取れないので、焚き火台などには予めアルミホイルなどを敷いて置いた方がよいです。
手順2
ガンガンに焚き付けて、白い煙がでなくなったら、自然冷却を行います。熱する時は、鍋を反対にしたり、蓋をそのまま熱する必要があります。
ある程度熱が無くなったら、オリーブオイル(無塩の油)をダッチオーブンの中、外、蓋に薄く塗ってください。
素手だと熱い場合もあるので、トングでキッチンペーパーを掴むのが安全です。
手順3
再度、加熱を行います。
手順2,3の工程を4回〜6回ほど繰り返します。
手順4
にんにくや玉ねぎ、セロリなどの匂いの強い野菜(捨てるもので構わない)を油を敷かずに炒めます。
この工程で、鉄臭さが無くなります。
シーズニング後のメンテナンス
ダッチオーブンやスキレットを新たに購入した時、シーズニングは半日から1日がかりとなります。
この工程を適当に行うと、自分のようにいつまでたっても鉄臭かったり、色が出てきてしまうようです。
また、鉄鍋は黒くなるほど使い込まれてカッコイイ!状態になり、この状態を「ブラック・ポット」と呼びますが、シーズニングが終わり黒くなった状態ではありません。
日本ダッチオーブンライフ振興会の会長によると(そんな振興会があるのか!!)
鉄人からのメッセージ
みたいです。
この状態になると、洗剤で洗っても大丈夫なんだとか。
しかもこんな事までおっしゃってました。
鉄人からのメッセージ
まじですか!プロから言わせると、どのダッチも使われてない真新しいものなんですね!!
上記で紹介した、シーズニング手順はごく一般的なものですが、その後も使用後はすぐに亀の子たわしで水洗いし、熱して水気を飛ばし、オリーブオイルを塗る必要があります。
この工程をやらないと、鍋がサビてきてしまったり、鉄臭い匂いが戻ってきます。
年に数度の使用では使い込まれた風合いが出ないみたいですが、それでも使っていくうちに味が出て来るダッチオーブンは料理を美味しくしてくれる以上に、使い込んでいくいつに愛着が出るキャンプギアの一つですよね♪
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