キャンプ用ナイフ銃刀法違反の可能性?保管場所に注意!

包丁まな板

みなさんは、キャンプに包丁やナイフ、斧のいずれかを持っていった事がありますか?
恐らく、ほとんどの方は持っていった事があると答えるはずです。
しかし、適切に管理を行っていないと、銃砲刀剣類所持等取締法(以下、銃刀法)違反で検挙されてしまう場合がありますので、注意しましょう。

銃刀法違反とは?

銃や刀などに関する法律ですが、キャンパーの場合、下記の部分が法律違反に問われる可能性があります。

何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが六センチメートルをこえる刃物を携帯してはならない。ただし、内閣府令で定めるところにより計つた刃体の長さが八センチメートル以下のはさみ若しくは折りたたみ式のナイフ又はこれらの刃物以外の刃物で、政令で定める種類又は形状のものについては、この限りでない。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S33/S33HO006.html

6cm以上の刃物は正当な理由が無い場合、携帯してはいけないと書かれています。
ここで重要なのが「正当な理由」の部分です。

キャンプに包丁やナイフを持っていくのは違法?

キャンプでは当然、食事を行います。
多くのキャンパーは調理を行うでしょうから、包丁を持参するでしょう。
キャンプに包丁を持っていく。。。
これは正当な理由に該当するはずです。
しかし、ネットを見ると、

銃刀法違反の容疑で捕まりました

登山に行った帰り、6センチを超えるナイフの所持で捕まりました。一本は実際に食事のとき使用してウェストバックに入れてあったもの(刃渡り7センチ)はおとがめなし。もう一本は刃渡り8センチで、車のコンソールボックスに入ってました。
参照元:Yahoo!知恵袋

銃刀法違反のその後についてです。 3月後半に職

3月後半に職務質問されました。
車の中を見せたところ、以前のキャンプの時に出し忘れた鞄の中にサバイバルナイフ(刃渡12cmほど)が見つかり警察署で調書と
写真、指紋を取られ、所有権を破棄する紙にサインしました。
1時間ちょいほどで解放されました。
参照元:Yahoo!知恵袋

書類送検されたり、調書を取られたりしています!!

登山では万が一の時ロープを切ったりする為にナイフを所持するのは普通ですし、キャンプでも普通。というより正当な理由があります。
ではなぜ、このような状況になってしまうのでしょうか。

隠し持っていた

ネット場で、キャンプや登山、万が一の為。。。
と所持理由を述べている方々の多くは、ダッシュボードに入れていた事が分かりました。

警察24時とかで、よくみるあの光景ですね。
「あんた何か隠してない?」→「いえ、何も」→ダッシュボードOpen「なにこれ?隠してるじゃん」
ってやつですね。
ダッシュボードに置いとくのは、警察から言わせると隠してる事になるようなんです。

トランクにキャンプ用品一式が積み込まれて入れば、ほとんどの場合、正当な理由と見てとれるのでしょうが、普段から常備している様なケースだと、任意同行させられる事も多い様です。

正当な理由を証明できるかが重要

例えば、登山用品だっり、キャンプ用品と一緒に入れている様な場合。
また、キャンプ用品の中でも調理道具と一緒に入っている場合は、一般的に見て正当な理由に該当すると思います。

警察では、検挙率という、いわゆるノルマが存在しているらしい(警察側は否定している)のですが、そのノルマの為に、状況をでっちあげて検挙するようなケースも多々あるようです。

正当な理由がいつでも証明できるように準備だけはしておいた方が良さそうですね。

万が一職務質問をされたら

自分は潔白だと思っていても、犯罪者になってしまう事も考えられます。
一度貼られたレッテルを覆す事は難しいので、正しい知識の元しっかりと対応を心がけましょう。

「具体的には、警察官職務執行法2条に、次のように書いてあります。

(1)異常な挙動その他周囲の事情から合理的に判断して、何らかの犯罪を犯し、若しくは犯そうとしていると疑うに足りる相当な理由があること
(2)既に行われた犯罪や犯罪が行われようとしていることについて知っていると認められること
(〜省略〜)
「職務質問に付随する所持品検査は許されていますが、一定の限度があります。証拠品の捜索は本来裁判官の令状を取って行うべき(憲法35条)であり、令状なしの所持品検査には限界があるわけです。
参照元:弁護士ドットコムNEWS

所持品検査は否認する事ができます。
警察官に「持ち物見せて隠すもの無いなら見せられるよね?」と言い寄られたら、誰でも見せてしまいそうですが、所持品検査をするだけの理由が無ければ、見せる必要は無いのです。

必用にせまられるのであれば、無料の当番弁護士と呼ばれる人の立会を要求しましょう。

キャンプでのナイフ・包丁の所持まとめ

ほとんどのキャンパーが持っていく包丁やナイフ。
正当な理由ですが、その保管場所や状況によっては警察に疑われてしまったり、言いがかりと付けられる事があります。

行きつけの寿司屋の大将も「修行中、包丁を持ち歩いてたら捕まって書類送検された」なんて事を言っていました。
つっこまれても問題の無い場所に保管しておきましょう。

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