現在、わが家で使っている物置は横2100mm奥行910mmのヨド物置。
越してきてから早10年。余裕のあった物置は、DIY工具やらバイク用品、アウトドア用品、子供のおもちゃなどでごった返し、最近容量の限界を迎えました。
物が多くなりすぎると、何をどこに入れたのかがわかりにくくなるし、たまにしか使わないものを取り出そうものなら、前においてあるものを全部だしたりしなければならず、使い勝手が非常に悪い。
この10年間で、ちょこちょこDIYをしてきたおかげで、電動のこぎり、ジグソー、インパクトドライバーなど一通りのDIYグッズが揃っているので、今回の新たな物置もDIYしてみる事にしました。
設計図
なし。一応、メージャーで何となくは図りましたが、現場合わせって事で^_^;
基礎
作業初日に、恐らく足りなくなるだろう分量程度の2☓4材と、コンパネ、基礎のブロック、モルタルを仕入れにホームセンターへ。
一応、基礎部分はこんな感じ。
ピンコロを6つ購入しました。
基礎部分は土台になるので、水平出しがかなり重要です。
ここで妥協すると、扉とつけた時、歪んでしまらなくなったりしてしまいます。
なので、しっかりと水平を取ったつもりですが、最終的にはずれてしまいました。
既に上が建っていますが、ピンコロを置く場所の穴を掘り、砂利を敷き詰めて、ハンマーで転圧。
ピンコロを置いて水平出しを行います。
転圧と束石(ピンコロ)置いて水平出しは何度も行い3時間ほどかかりました。
しかも、施工面積が狭いので、水平器を2つピンコロ間に這わせ同様の作業を何回も行っています。
その為、3つのピンコロの端と端では水平を取っていません。
しっかりとやる場合はこちらが参考になります。(縄張り・水盛り・遣り方)
束石の水平が取れたら、4☓4の土台(床束)をピンコロに固定し床束を渡していきますが、束石と床束が設置する場所には、プラスチック製のパッキンを間に入れておきます。
こうする事で、雨が溜まっても束石と床束が水に設置しないので、腐りにくくなります。
束石はドライモルタルで固定します。
6個の束石固定で、ドライモルタル25Kgの半分程度を使用しました。
この時、砂利等はまぜず、水のみで仕上げています。
基礎が出来たら、床となるベニヤ板を張ります。
ホームセンターには9mmと、構造用と書いた13mmのものがあり、値段13mmのものは2000円、9mmのものは1000円だったので、9mmのものを購入しましたが、根太のピッチが60cm以上ある所は、乗っかると歪みますので、13mmのものを使用した方が良いです。
壁
1日目は買い出しと、基礎工事だけで時間切れとなりました。
2日目は壁を立てていきます。
2×4工法適な作り方にしていく予定なので、別の場所で、2×4で壁の木枠を組み、出来たら、土台にドッキングさせていきます。
(この時の気温は38度の猛暑日で、写真を取る余裕がありませんでした。)
木枠が出来たら、9mmのベニヤ板を貼っていきます。(構造用の13mm厚を使用した方がぐらつかないです。特に床部分は絶対に12、3mmがいいです!)
コンパネを張り終えたら、壁材とベニヤの間に、アスファルトフェルトをタッカーで留めていきます。
アスファルトフェルトは、ベニヤに雨水が染み込んでくるのを防ぐ役目があります。
切るのは簡単なものの、かなりの重量なので、壁を建てる前に貼っておいた方が断然楽。
屋根
壁に丸2日間使用し、4日目にようやく屋根へと取り掛かる事が出来ました。
連日の猛暑、本当厳しいですが、以外にも慣れてきます。
当初屋根は、母屋と同じアスファルトシングルでの施工を予定していたのですが、物置の背面が風呂場になっていて窓があり、アスファルト材を屋根に使ってしまうと、風呂場が昼間真っ暗になってしまいます。
ビス部分とアルミ板とポリカの間から水が入ってくると考え、その両方にシリコンシーラント(ポリカ用)で穴埋めを行っています。
物置なのに、遮光を考えねばならず普通の用途と異なる部分があり悩んだ結果、中空ポリカーボネートという材料を使う事にしました。
中空ポリカーボネートとは
透明な下敷きの大きいものが、普通のポリカーボネート(もちろん素材は違います)で、そのポリカーボネートの構造をダンボールのように中を中空にしたものが、中空ポリカです。
ポリカーボネートには、波板や平板などがあり、ちょっと昔の物置とかだと、屋根も壁も波板で作っているものがありますよね。あれです。
中空ポリカにするメリットとは、まずはデザイン。ちょっとモダンな感じになります。
もう一つはコスト、平板ポリカの半額程度の安さ。
難点は、専用の留め具が売っていない点でしょうか。
強度はあるものの、中空の為圧力にはあまり強くないので、ネジで締め付けると、その部分が陥没し、水が溜まりやすくなってしまいます。
そこで考えたのが、アルミ板でポリカ全体に圧力をかける方法。
アルミ板は5mmのものを使用し、下穴を開けておき、ビスの頭が出っ張らないよう、ザグリ加工を施しておきました。
ザグリ加工用にザグリカッターというドリルを購入。
中空ポリカ自体は、カッターで簡単に切る事ができるので加工がしやすいです。
ネジ止めしたとは言え、中空ポリカにも下穴を開けてますので、ビス止をした後に、ビス部分と、アルミ板とポリカ板の間にシリコーンシーラントを使ってコーキングをシておきました。
コーキング剤は、ポリカーボネートでも使えるものにしないと、ポリカが溶けてしまったりするようなので、注意が必用です。
ようやく屋根が貼れました。
ベニヤ板を張ってから屋根材を張るのに比べると手間が半分ですが、アルミのザグリ加工に2時間もかかってしまった。
壁材の鎧張り
4日目はあいにく雨が振ってきたりで一日作業ができませんでしたが、なんとか屋根部分が完成しました。
本日は、鎧張りをしていきます。
赤松が1800mm☓240mmが12本で800円程度と安かったので、なぜか2日目に6セットを購入。
その後の製作過程で、背面は母屋との隙間が無く、後ろ側には壁材が張れない事に気がつき、無駄な出費に少々凹んでいますが、どんどん進めます。
一番外に出ている部分なので、値段は高いですがステンレスビスを使用しました。鉄系のものだと2,3年でサビてきます。
壁材は適当なサイズにカットしたら、ひたすらペンキ塗りの作業が続きます。
今回は子どもたちにお願いしましたが、1時間後にはハケを放置し、庭から逃走してました(まぁ暑すぎるから仕方ないよね。。。)
連日同様1人でモクモクと、カット→ヌリヌリを繰り返します。
この後は、ドアの取り付けと、棚です。
写真は既にドアも屋根も取り付いています。。
今回最大の失敗点が、この屋根横部分です。
本来であれば、この部分も鎧張りで、横からの雨対策をする予定でしたが、寸法を間違えてしまった為、この状態に。
恐らく、屋根に使用している木材も数年でボロボロになると思うので、その時にやり直そうかなと思っています。
ドアは余った2バイ材に、またまた余った赤松板をはっつけただけの簡易的な作り。
ドアで苦労したのは、丁番金具。取り付け中に扉の自重で丁番自体が歪んでしまったり、取り付けた後ドアが閉まらない事に気がついたりと、ここだけは奥さんに力を借りて完成できました。
丁番金具は普通の平丁番をを使用すると、木材に切り込みを入れなければならないので、フラッシュ丁番という種類のものがおすすめです。
そして、2つより3つで留めておくと、木の反りなどにも強くなります。
そして完成。
屋根と壁のデザインがかなりミスマッチになってしまいましたが、まぁ初めての大物DIYとして、出来は満足しています。
これで、初期の物置内のごちゃごちゃが解消できるので、今後アレやコレやの機材を買う事ができます!
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